読書記録 for me

読んだ本のまとめなどを書いていきます。

「つい、「気にしすぎ」てしまう人へ」(水島広子著)

おはようございます。

寒くなったり、暖かくなったり、体調の管理が難しい日々が続いていますね。

今日は、精神科医水島広子さんによる「つい、「気にしすぎ」てしまう人へ」という本についてまとめます。

 

 水島さんの本はこのブログでもこれまでに数冊ご紹介しています。優しく「大丈夫?」と肩に手を触れてくれるような、温かみのある文章がとても好きです。本書の内容自体は、これまでにご紹介した本と大筋は変わりません。そのため、個人的に参考になったことに絞って書こうと思います。

・自分が困っている状況に他の人が置かれているとしたら、その人にかける言葉を自分にもかけてあげる。

何かに困っているとき、気にしすぎる傾向のある人は、「なぜ自分はいつも〇〇なんだろう」とか「周りはもっと頑張っているのに」と自身に言い続けます(僕もこの傾向が強いです)。しかし、仮に同じことで友人が困っているとしたら、「どうしてあなたはいつも〇〇なの?」とか「他の人はもっと頑張ってるでしょ?」と果たして言うか?ということです。多くの人はきっと困っている友人に、「大変だね」「あなたもじゅうぶん頑張ってるよ」と声をかけてあげると思います。その言葉を自分にかけてあげましょうというのが水島さんの考えです。

「なぜ自分はいつも〇〇なんだろう」などと考えているときは、たいてい視野がぐっと狭まっているので、「わかっちゃいるけどやめられない」状況にあるのも事実です。でも、そういう考え方もあると知っておくのはとても大事なことだと思います。

・悲しみを乗り越えるにはプロセスがある。

大切な人との別れなど、悲しみに暮れるときというのは必ずあります。そこで、無理やり自分を励ましたり、必要以上のポジティヴ思考にもっていくのはやはりしんどいです。本書で例えとして使われているのは「つま先をイスの足などにぶつけたときのジーンとした痛み」ですが、これについては、痛みが治まるのをじっと待つしかありませんよね。僕たちは経験的にそれを知っているので、つま先をぶつけたときはただ痛みが去るのを待つと思います。

同じように、悲しい出来事が起こったら、悲しみや寂しさなどの感情が湧いて、「この先どうしていけばいいのか」と不安に襲われますが、時間はかかるにせよ、起きてしまったことは仕方のないこととして最終的には受け入れることになります。こうしたプロセスがあるため、悲しい状態にあるときは、その悲しみをやりこめたりするのではなく「今はそういうプロセスの中にあるんだなぁ」と客観的になることが大切になります。

実は昨日、職場の飲み会に参加していました。周りは医師や行政の幹部など、目上の方ばかり。僕自身はお酒が飲めず、飲み会の雰囲気も苦手なので、居心地は最悪でした。でも、水島さんの本をいくつか読んでいたからか、「まぁしんどいけど2時間もすれば会は終わるし…」とか「とにかく聴き役に徹しよう。うまく振る舞えなくても、飲み会での様子だけで人の善し悪しは判断されない」と、しんどいながらも若干の心のゆとりを保つことができました。帰ったらどっと疲れが出ましたけどね(笑)

心のサプリメントとして、持っておきたいと思う本でした!