読書記録 for me

読んだ本のまとめなどを書いていきます。

「結果は「行動する前」に8割決まる」(金田博之著)その2

おはようございます。

今日は前回に引き続き、金田博之さんの「結果は「行動する前」に8割決まる」という本についてまとめます。後半部分となります。

 

結果は「行動する前」に8割決まる

結果は「行動する前」に8割決まる

 

 後半では、プレゼンテーション、ファシリテーション、リーダーシップ、英語学習といった具体的なスキルについて書かれています。

プレゼンテーションでは、「アハ→ペインポイント→WOW(ワオ)」という持っていきかたが勉強になりました。

「アハ」は脳科学者の茂木健一郎さんでおなじみの用語ですが、「なるほど!」と思わせるものを冒頭に持ってくることです。自己紹介からスタートして…というお決まりのパターンから少し外して、相手の姿勢を聴く方に向けさせるため、一工夫加えるのが大事です。その上で、聴衆が課題に感じていること(=ペインポイント)に対する具体的な解決策を提示する。そして最後に、聴衆の期待値を超えるものとなるよう、演出を加える「WOW」を最低1スライドだけでも盛り込むのがポイントです。

僕の職場ではさまざまな研修を企画していて、その研修に参加する機会も多いのですが、正直言って、引き込まれるようなものは半分もありません。おそらく、つかみが弱く、「WOW」もあまりないのが原因だと思います。また、PowerPointのメモを読んでいるだけ(と思われる)の人もいるので、抑揚がないのも一因でしょう。実は今年の6月に初めて研修の講師を務めることになっているのですが、まず相手を聴く気にさせられるよう、本書の流れを参考にしたいと思います。

次に、ファシリテーションは会議を効率的、効果的に運営するためのスキルですが、やはり事前準備が大切だと改めて気づかされました。単に「こういうことを話そう」という準備だけでは足りません。その会議で決定したいことを明確にし、決定のプロセスで出てくるであろう意見や会議全体の流れを予測しておかなければなりません。会議に参加する人の時間を拘束している以上、会議後、すぐに次の行動に移れるところまでもっていくのが真の到達点になります。

リーダーシップについては、部下への目標設定の仕方と笑顔の大切さを学びました。具体的には、目標を設定するとき、2段階設けるのが大切になります。前回の記事で「コミットメント」と「ストレッチゴール」について書きましたが、ひとつはある程度努力すれば到達できる「コミットメントゴール」、そしてもうひとつが「ストレッチゴール」となります。コミットメントゴールは必達目標となっていて、こちらで掲げる内容についてはできるだけ部下の自主性を尊重してあげるべきだと金田さんは述べています。一方、単なる改善だけでは到達の難しいストレッチゴールについては、上司は最大限のサポートをしなければならないということです。そのためには日頃からのコミュニケーションを大切にしなければなりません。そこで部下の特徴をしっかりつかんでおき、目標設定のための話し合いをするときに参考にします。

笑顔については、やはり不機嫌そうな表情をしている人には近づきにくいので当然と言えば当然ですが、上に立つ人の場合はその影響が組織全体に及ぶことになることから、特に気を付ける必要があります。

本書を読んでいて、単純に「金田さんのもとで働いたら間違いなく成長できるだろうなぁ」と思いました。それは、金田さん自身が非常に優秀な同期に囲まれて、「自分は一番下だ」というところから社会人生活をスタートし、それを挽回するために最大限の努力を積み重ねてきたプロセスがあるからです。そして、そのプロセスから身につけた成長のための考え方をまとめたのが本書となります。個々のスキルも勉強になりましたが、現状に満足せず、絶えず成長することに意識を置かなければならないと感じさせられました。