読書記録 for me

読んだ本のまとめなどを書いていきます。

「方法序説」(デカルト著)その2

おはようございます。

もうすぐクリスマス!みなさまいかがお過ごしでしょうか…?ちなみに僕は明日、香川に行って、大学時代の同級生、男4人で忘年会です(笑)

前回に引き続き、今回もデカルトの「方法序説」という本についてまとめます。

 

方法序説 (岩波文庫)

方法序説 (岩波文庫)

 

 第2部では、デカルトがたどり着いた、物事を考えるための4つの規則についてまとめられています。

その前提として、第2部の冒頭で、物事の完成度を高くするには、すでにあるものから発展させるよりも、一から順序立てて検討し、組み立てていくことが大切であると述べています。例えば、さまざまな経緯があってでき上がった国を統治するため、その都度いろいろな法律をつくるよりも、絶対的なひとつの存在(神など)がつくった法律によって統治される方が秩序立つといったことです。

この前提のもと、デカルトが示した真理にたどり着くための4つの規則は次のとおりです。

  1. 明証性の規則:「注意ぶかく速断と偏見を避けること、そして疑いをさしはさむ余地のまったくないほど明晰かつ判明に精神に現れるもの以外は、何もわたしの判断のなかに含めないこと」(本書p28より引用)
  2. 分析の規則:「難問の一つ一つを、できるだけ多くの、しかも問題をよりよく解くために必要なだけの小部分に分割すること」(本書p29より引用)
  3. 総合の規則:「もっとも単純でもっとも認識しやすいものから始めて、少しずつ、階段を昇るようにして、もっとも複雑なものの認識にまで昇っていき、自然のままでは互いに前後の順序がつかないものの間にさえも順序を想定して進むこと」(本書p29より引用)
  4. 枚挙の規則:「すべての場合に、完全な枚挙と全体にわたる見直しをして、なにも見落とさなかったと確信すること」(本書p29より引用)

文章だけ見れば難しそうに感じますが、要は突き詰めたい物事について安易に結論を出さず、できるだけ細かい要素に分解し、その中でも簡単なものから手をつけていく。そして、最後に万全のチェックをすればよいということにまとめられると思います。余計なことに左右されず、自分でじっくり思考することの大切さが伝わってきます。

ある意味、ピラミッドストラクチャーやMECEのもととなる考えだったのなぁと感じました。思考対象の要素を抜け漏れなく洗い出し、樹状に分解していく、あのやり方です。思わぬところで、ピラミッドストラクチャーの正当性を感じることになりました。

今回は引用が多くなりましたが、あまりあれこれ付け加えない方がよいと思いますので、第2部についてはこれくらいにしておきます。ピラミッドストラクチャーについて知りたい方は、次の本を読んでみてください(このブログでも取り上げていますので、記事を読みたい方はさらに下のリンクからご覧ください)。

 

自分の答えのつくりかた―INDEPENDENT MIND

自分の答えのつくりかた―INDEPENDENT MIND

 

「自分の答えのつくりかた」(渡辺健介著) - 読書記録 for me