こんにちは。
今日は、斎藤孝さんの「思考中毒になる!」という本を取り上げます。
最近、仕事で「しっかり考えるように」と釘を刺されることが多くありました(一応断っておくと、個人的に指摘されたのではなく、スタッフ全体への訓示のような形です)。
言われてみれば、「ぼんやりと」とは言わないまでも、そこまで考えて仕事をしてはいなかったなぁと思いました。
思考法の本を読むことはあっても、実際に思考しなければ宝の持ち腐れになるだけです。
まずは考える習慣を身につけないとと思い、手に取りました。
今、習慣化について本格的に勉強していて、習慣化には「無意識化」と「中毒化」の2つの側面があると学びました。
「無意識化」はルーティンになるという感じで、「中毒化」は(良い意味で)そのことにハマってやめられない感じです。
思考が中毒化する、つまり、考えることにハマるという境地とはどのような感じなのでしょうか。
注意しなければならない点として、「考えること」と「考えごと」は違うということが挙げられます。
考えごとは、同じような思考を繰り返し、一向に進展しない状態を指します。
僕の場合は、考えごとに多くの時間を費やしていたことに気づき、ハッとしました。
では、普段考えていない人がいきなり思考中毒になれるかというとそれはなくて、元々は考えることが好きだった僕たちも、それが面倒になって避けるようになって今に至っています。
実際、クイズ番組なんかを見ていると、自然に視聴者である自分も答えを考えているのではないでしょうか…?
思考中毒になるために、まずは、考えることに慣れないといけません。
そこで、本書では「思考手帳」をつけることが提唱されていました。
と言っても、全然難しいことではなくて、考えたことを手帳に記録していくだけです。
思考の痕跡を書いていくことで、その時そのときで自分が考えていたことが見える化します。
見える化していれば、後日、同じ内容を考えるにしても一から考える必要がなくなりますし、逆に、記載が全くない日が続けば、その間は「何も考えていなかった」ことになります。
こういったツールを使うことで、思考を強制する意味もありますね!
もう一つ、著者の斉藤さんが強調していたのは、環境を整えることです。
斉藤さんは喫茶店が集中できる場だと述べていました。
逆に、図書館は眠くなってしまって、合わないそうです。
実は、試しに僕はこの記事をスターバックスに入って書いています。
普段、喫茶店に入る習慣がなく、スタバもほとんど利用したことがなかったのですが、ほど良いノイズ、落ち着いた客層と雰囲気で、確かに思考が捗るような気がしています。
同じチェーンでも違う店舗に行ってみるとか、公園など屋外で試すなど、自分に合う環境を探してみるのも、面白いかもしれませんね〜。
なお、今回まとめた内容は、本の前半に集中しています。
後半では、思考のクオリティを上げる方法などについて書かれていますので、気になる方は読んでみてくださいね。