読書記録 for me

読んだ本のまとめなどを書いていきます。

「「天職」がわかる心理学」(中越裕史著)

こんばんは。

今日は心理カウンセラーの中越裕史さんによる「「天職」がわかる心理学」の読書記録です。

 

「天職」がわかる心理学 いまの仕事で心が満たされていますか?

「天職」がわかる心理学 いまの仕事で心が満たされていますか?

 

 現在、僕が生活支援コーディネーターという、地域での住民主体の支え合い活動を広げていく仕事をしていることは何度がこのブログでも書かせていただいています。でも、正直なところ、生活支援コーディネーターがどんな仕事か知らずに今の職場を応募し、ご縁があってこの業務を担当することになりました。

ただ、やりがいは感じるものの、「天職か?」と言われると、違う気がしています。そもそも、いろいろな人を巻き込んでいくなんて一番ニガテなタイプの仕事です。しばらく職を変える予定はないものの、次に転職するときには根拠を持って仕事を探せるようにしたい。そう思い、本書を手に取りました。

本書のキモは、53頁に書いてある3つの要素なのだと思います。

  • 意味への意志:自分の仕事には、意味があると思える感覚
  • 「好き」という感情:内発的動機づけ、やりたいからやるという動機
  • 自己決定要因:自分の頭で考え、自分の意志で決定できること(以上、本書p53より引用)

これらのことを、事例や心理学の知見に基づいて、非常に平易な文章で語っているのが本書です。

著者の中越さんは、3つの要素の中でも特に2つ目、「「好き」という感情」を重要視していました。もしそれが天職ならば、「飯を食っていくために働く」という考え方にはそもそもならない。「好きだからやる」というように、仕事と仕事以外の境目があまり無いような状態となります。

気を付けなければならないのは、ここで難しく考えすぎると、「これは本当に自分の好きなことなのか?」とか「一生の仕事にしていけるだけのことなのか?」といったことが浮かんでしまうようです。その結果、自分の可能性にフタをしてしまいます。

僕の現状を例に考えてみましょう。

  • 意味への意志→間違いなく、自分の仕事には意味がある。これから特に重要になる仕事→マル!
  • 「好き」という感情→正直、好きとは言えない…。人とやりとりするの面倒くさい。それこそ、「飯を食っていくために働いている感」が強い→バツ
  • 自己決定要因→自分の力量不足によるところが大きいものの、自己裁量ではなかなか物事が進められない→バツ

…間違いなく、今の仕事は天職ではなさそうですね(笑)

じゃあ、何が好きなのか?となるのですが、将棋やゲームが好き、野球はプレーよりも戦術を考えることに面白みを感じる、人にあれこれ言われると混乱する、などなど考えていくと、「人から指図されずにじっくり物事を考えるような仕事」となります。となると、研究職とか個人コンサルタントみたいな仕事になるんですかね…?

このように、本書では、自分のやりたい仕事についてじっくり考える時間をとることが大切とありました。しかし一方で、余裕のない生活の中では、本当にやりたいことを考えることができないとも中越さんは述べています。仮にすぐまとまった時間は取れなくても、毎日、自分の好きなことをちょっとだけやってみることで、天職の芽が出るかもしれません。だから「行動しよう」。これがエピローグにあった中越さんのメッセージでした。僕もしっかりと考えていかなければなりません!!