読書記録 for me

読んだ本のまとめなどを書いていきます。

「東大教授が教える独学勉強法」(柳川範之著)その3

こんばんは。

今日も前回に続き、柳川範幸さんの「東大教授が教える独学勉強法」についてです。

 

東大教授が教える独学勉強法 (草思社文庫)

東大教授が教える独学勉強法 (草思社文庫)

 

第3章以降は実際の勉強法が書かれています。東大教授が著者ということで、さぞかし難しい内容かと思いきや、

  • 目標は3割くらい達成できたらOK
  • 勉強することは仕事に直結するものである必要はない
  • 入門書は内容を大つかみに理解するように読む
  • 専門書は全部を読む必要はなく、自分の関心に合わせて読めばよい

など、肩肘張らないものばかりでした。

本の読み方にも言及しています。柳川さんの勧める本の読み方は、2回読むというもの。1回目はまず書いてある内容をすべて受け入れる姿勢で読みます。そして、2回目は一つひとつの内容を疑いながら読むのです。「ここに書いてあることは本当にそうなのか?」「別の場合でも正しいのか?」「主張が矛盾していないか?」など、自分の考えをくぐらせて読んでいきます。それでも本の内容が正しいということがわかれば、より深い理解につながります。「批判的に読むことが大切」とよく言われますが、なぜそれが大切なのかが本書を読むことでよくわかりました。

また、そもそもの話で、私たちは本に書かれていることを素直に受け入れるのに慣れすぎているではないかと柳川さんは述べています。本を読んで、「ああ、そうなんだ。勉強になった」で終わりにするのはもったいない。そこでとどまっていては新たなアイデアは生まれません。著者とけんかするように読むことが大切とのことでした。

全体を通じて、「学ぶ」とは暗記とか解法テクニックの習得ではなく、関心のあるテーマについての熟考が中心にある概念なのだという姿勢が貫かれていました。情報過多の時代だからこそ大切な勉強の在り方を知るのに、本書はとても良いと思いました!