読書記録 for me

読んだ本のまとめなどを書いていきます。

「年収200万円からの貯金生活宣言」(横山光昭著)

おはようございます。

今日は家計再生コンサルタントである横山光昭さんによる「年収200万円からの貯金生活宣言」という本についてまとめます。なお、僕が読んだのは単行本の方ですが、今では新書版が発売されていますので、そちらの方を貼り付けておきます。 

 

 とってもポップな表紙で、いかにも読みやすそうな雰囲気を醸し出しています。実際に、図表やイラストなども交えて構成されていますし、語り口も穏やかな感じなので、とても読みやすいです。しかし、お金との向き合い方という意味では、結構厳しいものです。「言うべきことは言うけれど、きちんと向き合えば貯金できる体質に変えられる」というスタンスにあると思います。

横山さんの提唱する考え方は、お金の使い方を「消費」「浪費」「投資」に分けて考えるというものです。分類は次のとおりです。

  • 消費:生活するのに必要なものの購入や、使用料としての支払全般を指す(食費、住居費、水光熱費、交通費など)。
  • 浪費:生活に必要でないもの、今をひたすら楽しむためなどの、無意味な使い方(タバコなどの嗜好品、ギャンブルなど)。
  • 投資:生活に必要不可欠というものではないが、将来の自分にとって有効な使い方(本などの学ぶための費用、投資信託、貯蓄など)。

 注意しなければならないのが、同じものでもその目的によって「消費」「浪費」「投資」のどこに分けるかが変わってくることです。飲み会を例にすると、さして行きたいわけでもないのに、付き合いだけで行くものは「浪費」、人脈を築くために参加するものは「投資」となります。つまり、この考え方で重要視しているのは、特に最初のうちは「いくら使ったか?」よりも「何に使ったか?」の方です。

日々の出費を「消費」「浪費」「投資」で分けてみて集計すると、それぞれが占める割合が出てきます。なお、著者の横山さんは、理想の比率を「消費:浪費:投資=75:5:25」としていました。浪費は限りなくゼロに近い方がよいのですが、すべてをガチガチにしてしまうと、逆に成果につながらないと述べていました。

お金の使い方の分類とともに、もう一つ非常に重要なのは、いつまでにいくら貯めたいのか、使い方の割合をどのように変化させたいのかなどの目標を明確にすることです。それを見える化するために、「夢ノート」の作成を勧めています。もちろん、家計簿といっしょにして1冊で管理するのもOKとのことです(本書の内容を実践できる専用の家計簿も発売されていますので、そちらについては次のリンクをご参照ください)。

 

明るい貯金生活家計簿 2019

明るい貯金生活家計簿 2019

 

 

より詳しい内容は本書をお読みいただくとして、本書で紹介されているのは、上記の内容を記録して、1ヶ月ごとにお金の使い方や目標への到達具合などを振り返り、それを3回繰り返すという1クール90日のプログラムとなっています。90日のプログラムをひたすら繰り返せば、お金を貯めることができなかった人でも貯金体質になれるとしています。付け加えると、プログラムを継続するためには、そこに他者の目(知っている人でもブログのような不特定の人でもよい)が入るとより効果的です。

実は僕もかつてお金の管理がかなりずさんな時期があって、そのときに出会ったのが本書です。以降、クレジットカードを使うのを一切やめて、本書で紹介されているデビットカード(預金の範囲内でしか使えない即時決済のカードですが、ネット通販でも使えるので非常に便利!)をつくったり、本書の考え方を参考にお金の使い方を見直して、今ではかなり改善されました!

他にも債務整理など、お金に関する周辺知識にも簡単ではありますが触れられていますので、なかなかお金が貯まらないという方にはまず読んでみてほしい本です。