読書記録 for me

読んだ本のまとめなどを書いていきます。

「前向き力」(齋藤孝著)

こんばんは。

「手元にあった齋藤孝さんの著作シリーズ」の最後として、「前向き力」という本を読みました。今日はこちらの本についてまとめようと思います。

ここ最近取り上げた「仕事力」「段取り力」とは構成が少し異なっていて、48種類の項目に分かれて書かれていますが、個人的には体系的でない感じがして、少し頭に入ってきづらい感覚でした。

それでも、もちろん参考になるものもありました。そのひとつが「知・情・意・体」の考え方です。「知」は知識、「情」は感情、「意」は意志、「体」は身体を指します。人間の構成要素として、この4つがピラミッド構造になっていると齋藤さんは述べています。ちなみに、「知」が最も上段、「体」が土台となります。

現代はそのうち、「情」が肥大しているということです。しかも、「情」が他の「知」「意」「体」に影響を与え、ピラミッド自体が不安定なものになっていると指摘しています。心の病によって仕事ができなくなる人も最近は多いようてすが、そういった方においては、感情が意志や健康を蝕んでいると見ることもできそうです。

そこで大事なのが、「情」からの影響を受けないように、逆に「知」「意」「体」から働きかけて「情」が肥大しないようにしましょうということになります。食事や睡眠をきちんととり、勉学に励んで知識を得る。過去の偉人に関する書物を読み、確固たる意志を持つ。そうすることで、ちょっとやそっとのことで感情が揺さぶられないようにすることが大切です。

もうひとつ、シミュレーションと取り越し苦労の話も面白かったです。僕も感情が揺さぶられると取り越し苦労を始めてしまいます。もはやクセみたいになっていますが、取り越し苦労をしだすと、不毛だとわかっていても止まりません(>_<)

じゃあシミュレーションは何なのかというと、ある不安に対して対策まで考え、整理していくことになります。「~が起こったらどうしよう」でとどめ、悪い方悪い方へ循環していくのが取り越し苦労、「~が起こったら…する」というところまで考えて整理するのがシミュレーションになります。不安になるのはある種仕方のないことで、健全な心の働きとも言えますが、それをそのまま放置して考えをめぐらすのではなく、対策を考えておくことで整理し、覚悟を決めれば、前向きになれるのだということを学びました。

 

…ということで、手元にある齋藤孝さんの本を読み切りました。立て続けに読むことで、実はそれぞれか少しずつ内容的に重なっていることに気づきました。

他にも複数冊の積ん読がある作家さんもいるので、また近々「○○シリーズ」で書くことになると思います(笑)