読書記録 for me

読んだ本のまとめなどを書いていきます。

「ランニングする前に読む本」(田中宏暁著)その2

こんばんは。

前回に続き、田中宏暁さんの「ランニングする前に読む本」についてまとめます。

 

著者の田中教授はスロージョギングの提唱者ですが、スロージョギングの方法については前回の記事で書きました。後半では、フルマラソンを走るための方法や、ランニングの効用について書かれています。

ミトコンドリアが運動において果たす機能のくだりなど、一部に高校の生物の教科書に出てきそうな記載もありますが、科学的根拠に基づいたものにしようとした結果であり、これはやむを得なかったと思われます。むしろ、理屈をしっかりおさえたい人には良いと思います。

 

参考になったのは次の2点です。

・朝食前に運動するのがよい

朝に運動する場合、「起きてまずは朝食を摂ってから」という方が多いと思います。しかし、本書では朝食前にするのがよいということでした。なぜなら、朝食前の方が運動に使うエネルギーについて、脂肪によるものが多くなるからです(エネルギーには脂肪をベースにしたものと糖分をベースにしたものがあります)。また、空腹時の運動では脂肪分解を促進するアドレナリンの分泌量が増すことも知られているそうです。

一方、速く走れるようになるには、ウェイトを落とすことが重要です(体重が軽くなれば、より効率的に走れるから)。つまり、脂肪を落とすことが速く走れることにつながります。そういった意味でも、早朝の空腹時にスロージョギングを行うのがよいそうです。

・マラソン前は炭水化物をしっかり摂る

炭水化物というと「ダイエットの大敵」といったイメージを持たれがちですが、マラソン前には高炭水化物食が良いそうです。先ほど、エネルギーのことを書きました。マラソンを走るとなると、相当量のエネルギーが必要となります。そのため、レース前に炭水化物をしっかりと摂って、エネルギーをためておくのが大切になります。

ラソン前に「なんだか身体が重く感じるなぁ」と感じたら、悪い兆候だと思われそうですが、実際にレース前に高炭水化物食を摂ることで体重が1~2kg重くなっている方が、むしろエネルギーを上手にためられているということであり、レースはうまくいくようです。

 

こと健康や運動に関しては、人から見聞きしたものの中に根拠がないものも多くあります。そういった情報を鵜呑みにするのではなく、正しい知識を身につけて効果的に運動すれば、結果はついてくるということを本書から学べました。スロージョギングもテクニック的なことはほとんどないので、「運動不足だなぁ」「ダイエットしたいなぁ」と思っていても行動に移せていない方にはぜひ読んでみてほしいと思います!