読書記録 for me

読んだ本のまとめなどを書いていきます。

「思考を鍛えるメモ力」(齋藤孝著)

こんばんは!

今日は齋藤孝さんの「思考を鍛えるメモ力」という本を取り上げます。

 

思考を鍛えるメモ力 (ちくま新書)

思考を鍛えるメモ力 (ちくま新書)

 

 僕の自覚症状として、メモはよくとるけれども、そのとり方はヘタだと思っています。原因もわかっていて、聞いたことを1から10までメモしようとしてしまうからです。本書を読むことで、メモのとり方を学べたらと思い、読んでみました。

本書では、メモ力を「守りのメモ力」「攻めのメモ力」「鬼のメモ力」に分け、それぞれの段階で目指すところについて説明されています。

メモ初心者ともいえる「守りのメモ力」は、相手の話をそのままメモする段階ですが、僕にとってはこの段階でも参考になることがありました。それは「10のうち3をメモするくらいの感覚がよい」ということです。講演などを聴くときは、話の順番通りに番号を振っていって、箇条書きで内容を書いていきます。そして、箇条書きで書いた横に関連するキーワードを書いておくと、後から話の流れがつかみやすいということでした。ちなみに、僕は思いついたまま、あちこちにメモしてしまうため、あとで見返しても話の展開がよくわからなくなる傾向があります。上記のように、メモのとり方を「決める」だけでもメモ力は向上しそうですね!

また、「10のうち3をメモする感覚」や、聞いた順番に箇条書きにしていく方法は、電話対応のときのメモにも役立ちそうです。電話の場合は、(スライドや手元資料のある)講演とは違って、相手の声だけが頼りになります。同時に、相談の電話をかけてくる人の話は往々にしてあちこちに飛んでしまいます。そのため、少し話が複雑になってくると、話の前後関係などがよくわからなくなるのです。まずは、箇条書きで順番にメモすることを定着させていきたいと思いました。

次に、「攻めのメモ力」ですが、こちらは相手の話を聴いて、「自分ならどうする?」というところまでメモできる段階になります。ここでは、齋藤孝さんの代名詞ともいえる3色ボールペンを活用したメモ術が紹介されています。使う3色とその意味合いは次の通りです。

赤→非常に重要だと思うところ

青→まあまあ重要だと思うところ

緑→自分が興味を引いたり、面白いと思ったところ

「攻めのメモ力」を高めるためには、このうち、緑の使い方がポイントになってきます。そこで齋藤さんは、思い切って「緑」だけでメモをとる方法を提唱しています。話を聴いていても、ポイントはどこかを探しながら聴いていると、緑を使う機会が減ってしまいます。だったらいっそのこと、自分が面白いと思ったところだけでメモをとったらどうか?というわけです。自分にとってのその話が持つ意味を考えなければなりませんが、本当に興味本位で聴ける講座とかならば、一度やってみてもよさそうですね!

最後に「鬼のメモ力」ですが、こちらは「実際にそこから何かが生み出されるようなクリエイティブなメモ」となります。レオナルド・ダ・ヴィンチなどの世にいう「天才」の多くはメモ魔だったそうで、矢印で展開をメモする方法や人物相関図にする方法など、多くの事例が書かれています。なかなかこの境地に達するのは難しそうですが、事例を読んでメモの可能性を知るだけでも参考になるのではないでしょうか?

これまで手帳は常に持参していましたが、これを機にメモ帳もあわせて常に携帯するようになりました。自分なりの方法論を編み出すのはまだまだ先になるでしょうが、まずはふと心に引っかかったことがあれば、すぐにメモするようにしていきたいと思います。