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読んだ本のまとめなどを書いていきます。

「一流の思考法」(森本貴義著)その2

こんばんは。

昨日に引き続き、今日は森本貴義さんの「一流の思考法」という本についてまとめていきます。

 

一流の思考法 WBCトレーナーが教える「自分力」の磨き方 (SB新書)

一流の思考法 WBCトレーナーが教える「自分力」の磨き方 (SB新書)

 

 第3章では、意識せずとも物事を行う、すなわち、失敗率を下げるためにはどうしたらよいかを、ルーティンを切り口に述べています。

イチロー選手を語るうえでのキーワードとして、「ルーティン」は欠かせないものと言えるでしょう。ただ、「ルーティンワーク」という言葉に良い印象を抱く方は少ないと思われます。そこには単調さ、退屈さといったイメージがつきまとうからでしょう。しかし、本来、ルーティンは物事の型を意味するものであり、それが良いルーティンならば、仕事の効率を高めてくれるものになります。

著者の森本さんは、生活に取り入れるべき4つの型を提唱しています。

1.1日の型

ものすごくざっくりと言うと、「規則正しい生活」ということになるのでしょうが、起きる時間や家を出発する時間などを一定にすることで、例えば目覚まし時計をセットしなくてもアラーム時刻の5分前くらいに勝手に目が覚めるようになったりします(僕もその一人です)。1日のパターンをある程度決めることで、落ち着いて過ごすことができるようになります。

2.仕事モードに入る型

どこかの記事で書いたと思いますが、僕も出勤してすぐに、他のスタッフのパソコンを机に置いていき、ポットのお湯を準備し、プリンターの電源を入れ…といった一連の作業をしていきます。それ自体には特に意味はないものの、こうして身体を動かすことで、始業時にはまずまず良い状態で仕事に取り組める状態になります。スイッチで言うなら、「ON」にする感じですね。また、他のスタッフからはたまにですが感謝の言葉をいただけるので、それもモチベーションにつながります。

3.プライベートモードになれる型

「ON」にしたら、「OFF」にするのも大切です。ONのままだと休息も不十分になり、結果として安定した成果からは遠ざかることになります。森本さんのオススメは、入浴と呼吸に型を設けることです。入浴なら、ややぬるめのお湯に20~30分、ゆっくりと浸かります。お湯の量は胸の下辺りにするのが良いそうです。そして、呼吸は腹式呼吸が良いとしています。ここまでは身体をOFFにする方法ですが、心をOFFにする方法として、4行日記を勧めていました。4行の内容は次の通りです。

 1行目 今日起こった事実

 2行目 気づき

 3行目 気づきから得た教訓

 4行目 明日への宣言

心と身体の両面でOFFにするのが大切なんですね!

4.つまずいたときに立ち直る型

とはいえ、人間、失敗しない人はいません。失敗したときに、いつまでもそれを引きずるのではなく、そこから教訓を得て、失敗したことは「忘れる」のが大切だとしています。例えば、プロ野球選手はシーズン中、ほとんど毎日試合があります。その日ヒットが打てなかったからといって、それを引きずっていてはあっという間にシーズンは終わってしまいます。いつまでも引きずらず、「なぜ打てなかったか」「次に打つためにはどうしたらよいか」を整理して、打てなかった日のことは消化しましょうというのが、著者の森本さんの考えです。

 

最後の第4章では、ここまでのまとめが書かれていますが、参考になったのは、「強いチームほど個人主義」というものでした。個人主義というと「わがまま」と捉えられがちですが、ここでいう個人主義は、「一人ひとりが自分の役割を認識し、完璧に全うしている状態」(p142より引用)のことになります。「仲良し軍団」がどちらかというと悪いイメージで用いられるのに象徴されますが、そこにはなれ合いが生じ、目覚ましい成果をあげるのは難しくなります。親しい中にも、与えられた役割を全うできる人が集まる組織でありたいものですね。

全体を通じて、文章も平易で、コンパクトに良い内容がまとめられていると思いますので、興味のある方は読んでみてください!