読書記録 for me

読んだ本のまとめなどを書いていきます。

「大局観」(羽生善治著)

こんにちは!

めちゃくちゃ熱いです…比較的涼しいはずの朝に散歩しても、帰ったら汗だくになります。みなさんも熱中症には気をつけてくださいね(^^;)

今日は羽生善治さんの「大局観」という本についてです。

 

 先に断っておきますが、他に羽生さんの本を読んだことのない方にはとても良い本だと思います。物事に取り組むときの姿勢やミス、プレッシャーとの付き合い方など、示唆に富む話が随所に出てきます。

しかし、以前に取り上げた「決断力」という本をすでに読んだ方には、重複する内容が結構出てきます。例えば、升田幸三先生の「新手一生」(新しい戦型や指し手を一生、創造すること)をめぐる話は、文章は違えど、中身は同じ内容です。そのため、既読感を感じながら読むことになりました。

しかし、それでも参考になる話は当然ありました。

集中力を高めるトレーニングについて、羽生さんは「可視化するのが難しいテーマ」にチャレンジするのがひとつの方法としていました。僕自身、インターネットで将棋の対局をしていますが、数手先の展開も予測できません(より正確に言うと、いろいろ想定はしているのですが、まずその通りにはなりません)。こういったとき、自然とグッと集中してます。「集中しよう」と思わずとも、勝手にそういったモードに入る感じです。こういった環境を生活の中につくることが、集中力を高めることにつながります。

具体的には、3つの方法を挙げていました。

1.何も考えない時間を持つ

あえて何も考えない時間を意識的につくることで、いざ深く考える必要のあるときに集中できるようにすることです。メリハリ、緩急をつける大切さですね。

2.ひとつのことをじっくり考えることに慣れる

これは先ほどの対局中の集中モードに通じる話かもしれません。もちろん、対局中は持ち時間(制限時間のようなもの)がありますから、実際にはひとつの局面について延々と考えることはできませんが、将棋でなくても、仕事の方向性をゆっくりと考える時間を取ったりするのがよいのではないでしょうか。

3.時間と手間のかかることに取り組む

羽生さんは源氏物語などの登場人物がたくさん出てくる長編小説を例に出していますが、例えばジグソーパズルであったり、プラモデルづくりなどといったことも考えられます。

そういった意味で、読書とか将棋といった趣味を持っている僕はラッキーかもしれません(数独などのパズルも嫌いではないです)。もっとも、小説はなかなか読む気になれないので、アレですが…(笑)

最後に、「大局観」という言葉を知らない方のために説明しておくと、「物事の全体的な状況や成り行きに対する見方・判断」(デジタル大辞泉の説明より引用)という意味です。「木を見て森を見ず」の反対の見方となります。仕事ではついつい目先のことに気をとられてしまいがちですが、長期的な視点に立って、広い視野でもって臨みたいものです!!