読書記録 for me

読んだ本のまとめなどを書いていきます。

「自分の答えのつくりかた」(渡辺健介著)

おはようございます。

今日は渡辺健介さんによる「自分の答えのつくりかた」という本についてです。

 

自分の答えのつくりかた―INDEPENDENT MIND

自分の答えのつくりかた―INDEPENDENT MIND

 

 以前に取り上げた「世界一やさしい問題解決の授業」の第2弾として書かれたものです。「世界一やさしい~」の方は100頁ちょっととコンパクトにまとめられていますが、本書は300頁を超えています。かなりのボリュームアップですね!

さて、内容ですが、「ピラミッド・ストラクチャー」や「評価軸×評価シート」について説明されているのはもちろん、一社会人としていかにして問題と向き合い、人間としてどうすれば自立していけるかというところまで踏み込んでいます。そして、前作同様、物語と解説を交互に織り交ぜる形で進んでいきます。

結論から言うと、「問題解決のフレームワークの基本だけ知りたいんだ」という方には「世界一やさしい~」でよいと思いますが、これから社会に出ていく学生や若手社員、今いる組織のやり方にうんざりしている方などには本書を勧めたいです。なぜなら、物事に対して、ただ鵜呑みにせず批判的に見ればよいとは言っていないからです。

・自分の視点、相手の視点、第三者の視点、第三者の中でも同じ日本人としての視点、外国人の視点、高齢者の視点、子どもの視点…など、物事には数えきれないくらいいろいろな視点があって、どこに焦点を当てるかで問題解決の方法は変わってくる。

・そして、どこに焦点を当てるかによって情報収集の方法や内容も変わってくる。また、情報の見方もただ内容を見ればよいわけではなく、その根拠がどこにあるか、対象はどう設定しているのかなどを見極めないと、誤った判断につながってしまう。

・情報を集め、思考を深めることで自分だけの「憲法」や「価値観」ができあがってくるけれども、それを表出するときにはそのときのシチュエーションに合わせた形にしないと相手との関係に亀裂が生じることになりかねない(例:「会話」と「議論」ではそもそもの目的が違う)。

・相手の考えに賛成できない場合でも、ただ「反対」と言うだけでなく、自分が反対である具体的な理由と根拠を、相手にわかりやすいように伝えなければならない。

・問題解決はひとりでできるものではない。周囲の人々の協力や、その道の権威の知恵を活用しながら行うものである。

以上のようなことが、物語と解説(コラム)を通じて一体的に理解できるよう工夫されています。なお、物語自体は起承転結がはっきりしているので、飛ばし読み、目次から役立ちそうな箇所を選ぶ方法ではなく、初めから読んだ方がより楽しめるし、理解が深いと思います。僕も20代のうちに読んでおきたかったなぁ…(^^;)

「世界一やさしい~」については、以下の記事をご参照ください!

azreader.hatenablog.jp