読書記録 for me

読んだ本のまとめなどを書いていきます。

「世界一やさしい問題解決の授業」(渡辺健介著)

こんばんは。

今日は渡辺健介さんの「世界一やさしい問題解決の授業」という本についてです。

 

世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく

世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく

 

 この本は、経営コンサルティング会社のマッキンゼーで学んだ問題解決の手法を、要点を絞って中高生にも理解できる内容で説明したものとなっています。

正直に言うと、この本は何年か前にいったん購入し、積ん読状態から脱することができず、売ってしまうことになりました。でも、現在の仕事は地域のさまざまな課題を分析し、必要となるサービスを考えていくものであり、問題解決の手法を学び直す必要が出たため、再購入しました。

本書では「分解の木」や「はい・いいえの木」、「課題分析シート」など、どんな課題にも活用できるツールが紹介されていますが、全編を貫くのは知っていることと使いこなせることは全くの別物ということです。「大きな問題は分解する」とか、「要素を洗い出すときにはモレやダブリのないようにする」などのポイントを知っている人はたくさんいると思います。でも、実際に紙に書き出して問題を分解したり、要素を洗い出して考えている人はあまりいないのではないでしょうか?少なくとも、僕はほとんとの場合、考えることを頭の中でやってしまっていました。

物語調で事例をもとにした上記ツールの活用例が掲載されており、「なるほど、こうやって大きな問題を分解していくんだね」と納得感を得ながら学ぶことがてきます。

日本の教育は、まだまだ知識を詰め込む要素が大きいと言えるでしょう。僕は教育者でも評論家でもないので、これについて賛否を述べるつもりはありません。でも、社会人になれば、ある歴史上の出来事が起こった年を知っていることよりも、こうした問題解決の手法を身につけていることの方が重要になるのではないでしょうか。そして、こうした問題解決の手法は、得てして学校ではあまり教えられていないと思います。

本自体は100ページちょっとという薄いもので、かつイラストが多く、事例も学生向けとなっています。そこだけを見ると、なかなかある程度年齢のいった方が読むのには抵抗感を伴うかもしれません。しかし、僕は「むずかしいことをわかりやすく説明できる人こそホンモノだ」と思っています。「どうせ学生向けだろ?」と避ける人にこそ、読んでみてほしいなぁと思います。