読書記録 for me

読んだ本のまとめなどを書いていきます。

「未来の年表」(河合雅司著)

こんにちは。

今回は河合雅司さんの「未来の年表」という本についてです。

 

 

 大きな本屋さんに行くと、必ず平積みされている本ですね!高齢者が暮らしやすい地域をつくっていく仕事をしている僕も、避けては通れない1冊だと思い、読みました。

著者の河合さんは、人口政策が専門の大学教授です。だから、医療とか介護とか、特定の分野に特化したものではなく、幅広い視点から人口減少社会を捉えた内容となっています。また、巻末には次の世代に向けたメッセージが書かれていることからもわかるように、学生にも読みやすいよう配慮されています。

これから先、いつ、どのようなことが起こるのかは本書を読んでいただくとして、個人的に本書は「未来の年表」というタイトルをつけた時点で「勝ち」だったのではないかなと思いました。店頭で新書の新刊を見ていると、どうも以下の3つのテーマが多いような気がしています。

①歴史

人工知能

③これからの日本

本書はこのうちの③に特化したものと言えるでしょう(②についてもごくわすかに触れていますが)。「年表」というと、普通はこれまで歩んできた歴史をイメージさせます。でも、あえてその言葉をこれから起こることとして使ったところに僕は上手さを感じました。

さて、内容についてですが、年表に書かれたことがすべて現実のものになるかはわかりません。国もある程度の将来予測を立てて、政治を行っています。でも、著者の本心は、年表に書いたことが本当に起こって「なっ?だから言ったろ?」と言いたいのではなく、「ただ手をこまねいていたら年表に書いたことが起こってえらいことになるかもしれないんだぞ」と警鐘を鳴らしたいということです。

ひとりでも多くの人が「我がごと」として人口減少社会のことを考え、できる対策をとっていかないと、次の世代、さらにその次の世代に大きな負担をかけることになります。別の言い方をすれば、自分たちさえ幸せに生きていければよいというわけにはいかないということですね。

僕も、人口減少社会を少しでも良いものにするのに役立てるかもしれないという誇りを持って、仕事を頑張っていこうと思います!