読書記録 for me

読んだ本のまとめなどを書いていきます。

「遅読家のための読書術」(印南敦史著)

みなさん、こんにちは。

今日は印南敦史さんの「遅読家のための読書術」という本についてです。著者の印南さんは、今でこそたくさんのサイトやブログで書評を書いておられる方ですが、昔は「1ページ読むのに5分かかっていた」そうです…

 

遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣
 

 タイトルは「遅読家のための」となっていますが、僕個人としては、読むスピードよりもむしろ、読んだ後に何も残らない感覚に悩んでいました(読むスピードはたぶん人並み程度です)。これまでもいくつかの読書術の本を読んだり、フォトリーディングのセミナーを受けるなどしてきましたが、どれもうまくいきませんでした。

この本では、記憶より記録を重視する読み方が提唱されていて、印象に残った文章をA4用紙などに抜き出す「1ライン・サンプリング」、さらにその中から最高の1文を選びだす「1ライン・エッセンス」、1ライン・エッセンスで選んだ文章がなぜ印象に残ったのか書いておく「1ライン・レビュー」で構成されています。そして、それを定期的に見直すことで、手元に残しておく本と手放す本を見極めていく仕組みにもなるというわけです。

確かに、この方法なら、自分が本から学んだことが目に見える形で残りますし、書いたものがたまってくると、達成感も同時に得られそうですね!

 

でも、僕がこの本で最もためになったのは、「丁寧に一字一句読むことが、かえって読書密度を下げ、全体感を見失わせる」ということでした。もう一歩進めて言うなら、「1冊にかける時間を決めて読んでしまった方が、密度の濃い読書になる」ということです。ちなみに、1冊目に選んだ 「29歳からの人生戦略ノート」(金田博之著)も1時間ほどで読んで書いたものです。試してみると、確かに細かいところは読み直しが必要になりますが、本が言わんとしていることの全体像はこの読み方の方が入ってくる感じでした。

今は記事をある程度まで増やしたいため、最近読んだ本を引っ張り出して書いていますが、未読本もまだまだあるため、これからは時間を決めて読んでいこうと思います。

 

ついでに言うと、時間を決めて読んでしまい、エッセンスをつかんでおけば、自分が知りたい箇所を後で確認するときもものすごく楽になります。100%ではないにしても、未知のことが既知に変わっていることが大きな要素なんでしょうね~。

他にも、熟読の呪縛を解くための考え方がこの本にはたくさんちりばめられています。読書法に悩んでいる方がおられたら、オススメしたい本です!