読書記録 for me

読んだ本のまとめなどを書いていきます。

「大人のための読書の全技術」(齋藤孝著)

こんばんは。

今日は齋藤孝さんの「大人のための読書の全技術」という本についてです。

 

大人のための読書の全技術 (中経の文庫)

大人のための読書の全技術 (中経の文庫)

 

たくさんの本を書き、また、たいへんな読書家である齋藤孝さんが、自身の読書術を余すことなく記した本になっています。

僕は2つのことが勉強になりました。

1つ目は、速く読むためには、知識が無ければならないということです。そして、土台となる知識を得るためには、たくさん本を読まなければなりません。皆さんも経験があると思いますが、全く知らない分野の本を読むとなると、読み慣れたテーマの本を読むよりもすごく時間がかかります。それは、聞いたことのない専門用語が出てきたり、テーマ特有の言葉の言い回しに慣れなかったりして、その都度引っかかるからです。土台となる知識が増えてくれば、その分スラスラと速く読めるようになります。「たくさん読めば、速く読めるようになる」これは真理とも言えるのではないでしょうか。

2つ目は、何となく本を読んではダメだということです。変に時間があると、「いつでも読めるから」とついダラダラ読んでしまいがちです。選んだ本を読む目的をしっかり持って、いつまでに読むかを明確にしておくことで、意識を集中することができます。実は今回、僕も「この本を2日で読む」と決めて読みました。割と分厚い本ではありますが、好きなテーマ、かつ、以前に複数冊読んだ齋藤さんの本であったからか、2日で難なく読めました。心構え次第で、読むスピードは高められるという経験をしました。

また、巻末には社会人なら読んでおきたい50冊が紹介されています。僕が所持している本も3冊ほど紹介されていて、何となく嬉しかったです(笑)

序盤に書かれている社会人が読書すべき理由など、すでに読書が好きという方にも何かしらの気づきが得られる本ではないかと思います。本書を読んで、読書の魅力を(再)発見しませんか??

適職って…?

こんにちは。

疲れた… - 読書記録 for meの記事では、非常にネガティヴなことを書きました。あれからメンタルの状態は少し落ち着いたものの、仕事に対する意欲は低下したままです。

この間、上司とも面談を重ねましたが、自分の状態とそれを踏まえた今後の仕事の仕方を話しても平行線を辿るだけとなりました。仮に自分の状態が回復したとしても、担当業務をうまくやっていく自信が持てなくなった僕と、達成しなければならないミッションがあって余裕がない職場の間の溝は埋まりませんでした。

残された選択肢はもう辞めるしかないと感じ、結局、10月いっぱいで今の職場を退職することになりました。同僚は人間的に素晴らしい方ばかりなので本当に残念なのですが、原因は自分にあるため仕方ありません。体調を整えて、また次の仕事を頑張って探そうと思います。

年齢的にもうチャンスは限られています。現実を見て、少しでも自分に合った仕事を探さないといけません。本当に情けない話ですが、自己分析を一からして、転職活動に臨みます。

「野村克也 野球論集成」(野村克也著)

こんばんは。

今日は野村克也さんの「野村克也 野球論集成」という本を取り上げます。

 

野村克也 野球論集成

野村克也 野球論集成

 

ものすごく堅いタイトルですね(^^;)

ただ、内容も非常に充実していて、野村さんがプロ野球選手として、プロ野球チームの監督として体得してきた技術や野球についての考え方が余すことなく記されています。僕みたいなヘボプレイヤーにはレベルが高すぎるきらいはありますが、野球をしている人には間違いなく勉強になる本です。

この本の功績は、感覚的に語られることの多い野球技術をできる限り言語化したことにあると思います。名前を出して恐縮ですが、長嶋茂雄さんの指導はよく「こう、腰をバッと…」など、擬音語を使ったもので語られます。それとは反対に、野村さんはカウントごとの打者の考え方、配球の組み立て方など、一つひとつ理論立てて説明されています。野球の指導者は必読でしょう。

前回取り上げた「セイバーメトリクスの落とし穴」(お股ニキ著)は素人がデータを中心にした切り口で野球を分析にしたものでしたので、バリバリの現場の人が書いた野球技術書である本書はその対極にあります。両方を読み比べたらおもしろいと思いますし、野球の見方が広がるのではないでしょうか??

疲れた…

詳しくは書きませんが、今日は今までにないくらい、自分の人生を否定された気分になりました。

もちろん、上司も家族もそんなつもりで僕に対して言っているわけではない、むしろ、逆に励まそう、頑張ってもらおうと思って、あれこれ言ってくれているのはわかっているんですが…。

自分の体調不良のこと、今の想いとかを正直に伝えたところで、所詮、上司は組織を回すことしか考えていないし、家族は「社会人たる者かくあるべし」しか言いません。

もう僕には居場所がありません。

「セイバーメトリクスの落とし穴」(お股ニキ著)その2

こんにちは。

前回に引き続き、お股ニキさんの「セイバーメトリクスの落とし穴」について書きます。後半は監督の采配や球団経営について語られています。

 

セイバーメトリクスの落とし穴 (光文社新書)

セイバーメトリクスの落とし穴 (光文社新書)

 

 後半部分では、著者が現代の野球について感じているところの、より核心に触れているように思いました。つまり、最近の野球はビジネスに寄りすぎているのではないかという危惧です。

昔は「先発投手たるもの、完投しなければならない」といった精神論や、「ノーアウトでランナーが出たら送りバント」のようなセオリーに沿った野球が中心でした。そこから、投手の分業制などといった今の野球の形が現れ、さらに進んで、セイバーメトリクスのような客観性を重視した野球が多くみられるようになりました。本書を読んでいると、今は客観性重視の野球の方にかなり偏っている印象を著者は持っているのではないかと感じました。

メジャーリーグでは、野球経験のない人がどんどん球団運営に参入しているといいます。確かに、今の技術をもってすれば、仮に野球に関する知識が無くても、データの処理・分析ができさえすれば重要な役目を担うことはできるかもしれません。これに対して、僕たちがあれこれ言うことはないでしょう。しかし、いろいろな形で効率を追い求めた結果、例えばメジャーリーグでは極端なチーム運営が見られるようになったようです。ワールドシリーズ(日本で言うところの日本シリーズ)あるいはプレーオフ進出の望みをシーズン早々に捨てて、主力選手を放出し、有望な若手を獲得する方針に切り替えるチームが増えています。そうすれば予算は低く抑えられますし、数年後にはプレーオフに進出できるだけの戦力を整えられるかもしれません。アメリカらしいと言えばそれまでですが、毎年応援するファンがどう思うかも意識しておかなければならないのではないでしょうか。少なくとも、トレードの少ない日本ではあまり馴染みにくい考え方かもしれません。

お股ニキさんは、この風潮に対して「また揺り戻しが来るのではないか」と予測しています。日本でも見られるようになったショートスターターは、先発投手を短いイニングで降板させ、第2先発にマウンドを譲る作戦ですが、相手側がそれに合わせて打順を並び替える、つまり、主力打者をあえて後ろの方の打順に下げるといった作戦もこれから増えるかもしれません。それこそ、「セイバーメトリクスの落とし穴」を見つけ出し、そこにつけ入る手法です。何だかイタチごっこの様相ですが、要はさまざまな考え方や手法の最適なバランスを見つけ出す方向に向かうのがもう少し先の野球界なのかもしれません(著者は“トータル・ベースボール”という言葉を用いていました)。

この記事を自分で読んでみて、まとまりのない文章だなぁと反省しています。きっとまだ、自分の中で消化しきれていないのだと思います。

ひとつ言えるのは、本書は「これが正しい野球のあり方だ!」と叫ぶものではなく、野球を愛する人が野球のあるべき姿を自分で考えるための材料をたくさん提示してくれているものなのだということです。そのため、僕の中で今はまとまっていなくても、これまでの考え方に囚われず、日々野球に触れる中でそのあり方を考えていけるといいなぁと思っています。